建物の基礎をセメントで作る

さて、やっとまとまった時間が取れたのでNゲージレイアウトの製作を再開したのですが、さっそく地味でマニアックな作業…。興味を持ってくれる方がいるかどうかはわかりませんが、いちおう書いておきましょう。

建物は主にジオコレの建物コレクションの物を使う予定ですが、建物のベース部分がそのまま使えない場合は、基礎部分は自分で作ることにします。

使うのはダイソーの仕上げ用セメント。コンクリートなんだからセメントを使えばいいだろうという単純な発想。自然な割れや剥落もいい味が出るし、うまくいけば塗装しなくていいかも。

まずは角の雑貨店さんと薬屋さん。

薬屋と角の雑貨屋元のベース部分だと歩道が邪魔なので切断。

薬屋と角の雑貨屋の元のベースタミヤ・薄刃クラフトのここういう時にはタミヤの薄刃クラフトのこを愛用してますが、もう使いまくってコーティング剥げてサビ出てます…。でも、まだまだ切れるうちは使って、付属していた替刃は温存しています。われながらケチですねえ…。

加工した薬屋と角の雑貨屋のベース

LED配線用の穴も開けます。見えない場所だと思うと作業が雑ですねえ…。

建物の内側に沿って1mm角棒を貼り付けます。電飾した時に接地面からの光漏れを防止するのと、接地面の隙間が無いように調整する際に下側の爪をとってしまう場合が多いので、取り付け時のガイド用に。

建物ベース部の加工

角棒のように接着面が少なく、かつ外観上影響がない場所の接着は瞬間接着剤+スプレープライマー (瞬間接着剤用硬化促進剤)を使うのが作業も早くていいのですが、この硬化剤の匂いだけはなかなか慣れません…。なんとかならないんですかねえ。

ゴム系接着剤で建物のベースを貼り付け、基礎のセメントを入れる部分をL字プラ棒を両面テープで貼り付けて仕切ります。側溝と道路はしっかりマスキング。でも多少は浸透してしまうんですが、それは仕上げ時に修正する予定。

セメント流し込みの準備

いよいよダイソー100均セメントの登場。仕上げ用とはいえ多少は砂利が含まれているので、茶漉しで振るって大きな砂利は取り除きます。そういえば紙コップと茶漉しもダイソーだったかな。ダイソー率高し。

セメントの準備

水を入れて割り箸等で練るのですが、量が少ないと袋の説明書きの分量だと水は何ccみたいなレベルになってしまうので、水を少しずつ加えて割り箸で練りながら様子を見ます。

あ、写真を撮り忘れてしまいましたが、とろっとして、でも割り箸の先からは落ちない、くらいが作業がしやすいかと。マヨネーズくらい、という表現もありましたね。

狭い場所にセメントを入れるので、直接流し込もうとすると周りに漏れて大変な事になる事が(経験済み)。なので割り箸や楊枝の先につけて少しずつ置くようにしていきます。あ、今回は忘れてしまいましたが、セメントの厚みが薄い時にはセメントを塗る面にゴム系の接着剤などを塗っておくと割れた時に剥落しにくくなります。

セメント塗り

大体入れ終わったら綿棒や楊枝で余分なセメントを取り除いたり表面を整えたり。セメントの水分を吸ってしまうと固まりにくくなるので、綿棒は水を含ませてから使います。

セメントの表面を整える

さて、一晩おいたのがこちら。

固まったセメント

あとは、紙やすりで表面を整えればOK。表面はザラザラでいいのですが、あまり荒い紙やすりでは木材と違って引っ掛からずに削りにくいので、#120あたりがちょうどいいいかも。

やすりがけ中にあちらこちらで表面が剥落…味があるということで残すか、修正するかはまたセメントを使う時に考えましょう。

セメント表面の剥落
セメント表面の剥落2

ともかく、まずまずコンクリートっぽいかな?

雑貨屋さと薬屋の基礎1

セメントは少々扱いが面倒なところもありますが、安いし、塗装しなくてもそれなりに見えるし、コンクリートの表現に困ったら試してみるのも面白いのではないでしょうか。

ではまた!

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