さて、今回は土の地面の製作です。
今回は平坦な部分ばかりなので、石膏で地形を作るなどは省略してしまいます。
しっかりマスキングしてからスチレンボードに木工ボンドを厚めに、かつ均等に塗ります。ヘラは牛乳パックを切ったもの。大量に用意しておいて、使ったらすぐそのまま捨てればいいので楽です。
パウダーを茶漉しに入れ、上からトントンと叩きながら木工ボンドが完全に隠れるように均等に撒きます。パウダーは、土系の色のものであればなんでも大丈夫ですが、できれば目の細かいものがいいでしょう。今回は家に大量に余っていたKATOのターフ土色ブレンドを使用しました。
本当は、草造くんを使えば乾燥が早く仕上がりもキレイでいいのですが、使う面積が広いので今回は安価な木工ボンドにしてしまいました…。なので、一晩置いてしっかり乾燥させます。
まあ、これでも遠目に見れば土っぽくはありますが、目が荒くてあまりリアルではないですよね。そこで、この上からリキテックスのバーントアンバーを塗ります。
だいぶ土っぽくなりましたが、これだと掘り返したばかりの湿った土っぽいので、部分的に土が少し乾いた表現をします。
15倍程度に薄めたエナメルのデザートイエローをペタペタと塗ります。
部分的に何回か塗り重ねて、乾き具合の差をつけます。
ドライヤーで強制的に乾燥させて仕上がりを確認しながら作業すると早いですが、加熱しすぎないように注意しましょう。以前、すでに設置済みだった建物の柱が熱で曲がったことがありました…。
境目がはっきりしてしまったところなどは、エナメル溶剤をつけた筆でぼかします。
仕上げはまた後でやるのですが、とりあえず写真撮影用に草を表現するターフを蒔きます。
リキテクス のマットメディウムを、あまりベタッとつきすぎないように少し水で薄めて塗り、その上から指でつまんだターフをぱらぱらと落とし、余分なターフを掃除機で吸い取ります。ターフは、単調にならないように緑系の何種類かを混ぜて使ってます。緑色、草色、若草色、等。
建物と車を置いて撮影してみました。
土の表現には様々な製品や方法がありますが、このやり方ならお金も手間もあまりかからないでいいと思いますけど、どうでしょう?
ではまた!